2009年01月08日

夢をかなえるゾウ

夢をかなえるゾウという物語は、とても不思議な物語です。
不思議ではあるのですが、ちょっと自分でも「確かに」と思えることが多く出てきます。

主人公は、どこにでもいそうで、もしかすると自分かもしれないと思わせる人物です。
物語は非常にファンタジックですが、内容はかなり深いものが秘められています。
つい毎日のことで忘れがちなことを思い出させてくれる現実的な部分もあります。

登場人物は、「ガネーシャ」と名乗るおかしな人物(生きもの?)以外は、みんなどこにでもいそうな人物です。
そんな人物の中でもっとも身近にそうで、しかも自分もそうかもしれない人物を主人公においています。

くりひろげられる物語は、ありきたりなようでいて、実はつい諦めてしまう、そんな夢を実現するための戦いにも似た物語です。
主人公は正直なところ、「ダメ人間」と描かれていて、自分の胸に手をおいて考えたくなってきます。

夢はあるけれども、実現のために努力をしない「ダメ人間」である主人公は、物語の中で悪戦苦闘します。
主人公を導いていく、おかしな人物(まさに「夢をかなえるゾウ」!)は、課題を出すけれども主人公をまったくといっていいいほどフォローしません。
主人公にとって、この「ゾウ」はとても困ったものでしかないのですが、次第に自分が「ダメ人間」から脱出していく手伝いをしていることに気が付きます。

好き放題に煙草をすい、関西弁をしゃべり、言いたい放題の「ゾウ」は本当に神様なのか、と思っていくのです。
ファンタジックな世界を見せてくれながら、ちょいちょいと現実の厳しさを見せます。
夢のような物語でありながら、現実として夢を実現するためには些細なことでも努力し続けることが必要だと教えてくれるのです。

夢はかなうものではなく、夢は自分の力でかなえていくものとして描かれています。
ですから決して甘い物語ではなく、ときに笑えて、ときに自分のことを反省してしまう物語です。
成功するためというか、夢をかなえるためには、自分自身の努力も必要だと教えてくれます。

夢を実現するためのユニークな指南をあれこれしてくれる神様(らしい)とダメ主人公の関係だけでも楽しめるのです。
posted by 夢見るゾウさん at 13:59| 1 ドラマの見どころ

「男の成功篇」

原作は書籍で発表されましたが、2008年10月2日夜のドラマとして、単発ドラマ化しました。
ドラマ化されることにより、一気に全国的に知られる物語となり、書籍の売り上げもあがったようです。
それまで、確かに注目されている書籍だったのですが、内容のユニークさや深さに目を付けられたのでしょう。

なおドラマ化されたときの、脚本を担当したのは、さまざまなドラマを手掛けるほか、バラエティの構成なども行う根本ノンジでした。
その根本ノンジの手による物語は、コメディとして作られていたようで、軽い気分で観ることができたそうです。
しかし、原作の深みのある内容は損なわず、笑わせながらも、何か明日から自分を変えようと考えさせたのです。

ドラマ化では、当初は確かに注目されている書籍でしたからテレビの関係者が目をつけて、ドラマ化の企画を温めてきたようです。
そのコメディ的な要素もある脚本を作るにあたって、さまざまなドラマの脚本を手掛けてきた根本ノンジに白羽の矢が立ったそうです。

根本ノンジはシリアスなものからコメディまでこなせる実力派の脚本家ですから、さまざまな要素が詰まったこの物語の脚本を任せられたのでしょう。
下手をするとただのコメディになってしまうところを、根本ノンジの脚本で上質なドラマにされています。
ただのドタバタなファンタジックなコメディではなく、本当に夢をかなえるためのメソッドがかなり考慮されているようです。
原作のメッセージをきちんと伝えているので成功と言えるでしょう。

夢をかなえるゾウのドラマの世界と原作の世界を比べても面白いかもしれません。
この単発ドラマとして始まった番組ですが、今は連続ドラマとして放映されています。
この連続ドラマのほうは主人公が女性に変わり、脚本家もそれにあわせるように、根本ノンジから三浦有為子に変わり、物語の世界も変わってきます。

ドラマ化は原作のファンからは、不安の声もあったようですが、脚本の優秀さで見直されたようです。
よくドラマ化されてしまうと原作とはかけ離れたものを作られてしまう場合もありますが、夢をかなえるゾウのドラマ化は成功しているでしょう。
それはドラマ版の脚本の良さとキャストが絶妙に出来上がっていたためではないでしょうか。

ドラマと原作がうまく融合して出来上がった番組は、単発ドラマでは「男の成功篇」で、連続ドラマでは「女の幸せ篇」となっています。
現在は連続ドラマとして「女の幸せ篇」が放映されていますが、主人公のダメ女が本当に幸せになれるかが見ものです。
posted by 夢見るゾウさん at 13:57| 1 ドラマの見どころ

光ったキャスト

夢をかなえるゾウには主演の小栗旬をはじめとして、さまざまなキャストが登場しました。
しかしやはりガネーシャを演じた古田新太が一番光っていたかもしれません。

自分で「世界で超有名な神様」と名乗り、関西弁で痛いところを突いてくるガネーシャは夢をかなえるゾウでは一番重要なキャストです。
それを個性派俳優である古田新太が演じたことにより、主人公の当惑ぶりや混乱ぶりが光ったのです。
まさしく古田新太が演じたガネーシャは、主人公を光らせる役割をはたしています。
またヘビースモーカーであんみつ好きでゲームばっかりやっているという変な神様を、古田新太は楽しそうに演じています。
二枚目俳優である小栗旬が光るためには、ふざけているのか本気なのかわからない神様を古田新太が演じたことで成功したといってもいいでしょう。

初めてガネーシャが登場するシーンは、どこかユーモラスで、古田新太だからこそできたかもしれません。
「世界の偉人は自分が育てた」といいきってしまうガネーシャは、非常に重要な役割です。
それも関西弁をなぜかしゃべるインドの神様ですから、演じるのは簡単そうで難しかったかもしれません。

ただの変な人物でもいけないし、神々しくてもいけないという、演じられるのは古田新太しかいなかったかもしれません。
また古田新太がガネーシャを演じたことによって、いっそうユーモラスになっていきました。

ガネーシャはキーパーソンですから、不思議な存在感がなければいけません。
その不思議な存在感を持った俳優が古田新太であったからこそ、ドラマという映像の中で完成したのでしょう。

ガネーシャは神様ですが、ヘビースモーカーだし、勝手にお財布からお金は抜き取るし、あまりありがたくない神様に見えます。
ところが古田新太が演じたガネーシャはなんとなく憎めない愛嬌があるのです。

ですから主人公がつい契約書を交わしてしまうというのも納得できてしまうのです。
もしも古田新太のような存在感があっても、軽さもある俳優でなければ、上質なコメディドラマに仕上がらなかったかもしれません。
重さと軽さを演じ分けられて、しかも人間ではないというガネーシャが引っ張って行ったドラマともいえるのです。
posted by 夢見るゾウさん at 13:54| 3 個性的なキャラ

変身した小栗旬

夢をかなえるゾウで「何をやっても三日坊主のダメ男」を、あのイケメン俳優である小栗旬ぴかぴか(新しい)が演じるのは意外性がありました。
小栗旬といえば、いつも二枚目というイメージでしたが、インドに2か月もいったのに、何も変わらなかったという平凡な男を演じています


夢をかなえるゾウで小栗旬の新たな一面を見せたのは、自分がダメ男と自覚して神頼みしてしまうシーンでしょうか。
とはいえあまりに端正な顔立ちをしている小栗旬が、平凡かつダメ男をかなり楽しげに演じていたことでしょうか。
この番組に主演したことで、ただの二枚目俳優だった小栗旬は意外と引き出しが多い俳優だと証明したのも事実です。
しかしながらもっと面白い面を引き出したのは、ガネーシャに振り回される役どころで小栗旬は三枚目もできるexclamationことを証明して見せたところでしょう。

ひとりの何をやっても三日坊主でありながら、成功したいと願っている結構虫のいい男。
そんな役を二枚目で通している小栗旬ができるのかという不安もありましたが、彼は見事に演じ切ったのです。
夢をかなえるゾウは俳優としての小栗旬を、ただのイケメン俳優ではなく、演技派の俳優として見せたドラマでもあります。
深みのあるコメディドラマにするなら主人公にいかにもダメ男が似合いそうな俳優を選んでも良かったのかもしれません。
しかしあえて二枚目の役が多い小栗旬を、主人公に抜擢したスタッフは慧眼の持ち主かもしれません。

小栗旬は主人公を演じることによって、演技の幅をかなり広げていったようです。
また小栗旬自身、主人公を演じることは、かなりの冒険であったかもしれません。
そして実際に演じ切ったときに、小栗旬という俳優が見事に奮闘するダメ男から成功者まで演じられるひらめきことを見せたのです。

ひとりのダメ男が成長し、成功者になるまでの物語でありますが、ドラマをみると小栗旬の成長の物語でもあるようです。
現在はただ二枚目だけを演じていればいい時代ではありませんから、小栗旬にとって、このドラマは大きなチャンスになったようです。
小栗旬の世代には見事な若手の演技派俳優がそろっていますから、焦りもあったでしょうが、このドラマで追いついた感じがあります。
まさに小栗旬にとっても、夢をかなえるゾウは、夢をかなえるドラマであったし、大きな転換でもあったわけです。
小栗旬はこれからさまざまな役柄を演じていくでしょうが、その出発点になったかもしれないのがこの番組なのです。
posted by 夢見るゾウさん at 13:51| 3 個性的なキャラ

「女の幸せ篇」

夢をかなえるゾウは現在、テレビドラマとして放映されていますが、その内容は原作を踏まえながら、主人公も男性から女性へと変わっていきました。

しかし変わらないのはキーパーソンであるガネーシャだけで、相変わらず辛辣に主人公を導いていきます。
主人公が女性に変わった連続テレビ版では、「女の幸せ篇」と銘打たれていて、ヒロインがどのように女の幸せをつかむかがテーマとなっています。

連続テレビ版では、テーマが「女の幸せ篇」になると、恋愛成就のためのお話になったことには驚いてしまいます。
やはり女性を主人公に持ってくると、さすがの「成功のための物語」である物語も恋愛ドラマになっていくようです。
実際は「女の幸せ」といっても、いろいろと選択肢はあるのですが、やはりテレビドラマとなると恋愛になるのが現実です。

この連続テレビドラマでのヒロインを務めるのは、このドラマが初の主演になる水川あさみです。
ととのった美貌の持ち主である彼女が、ヒロインに選ばれたのは、実際に美人なのにモテない女性が多いことを踏まえているのかもしれません。
この美貌の水川あさみがガネーシャに振り回されながらも、必死に女の幸せをつかむ奮闘ぶりを描いているのがテレビドラマ版です。

そしてガネーシャ役は、単発ドラマでもガネーシャを演じた古田新太で、ストーリーを盛りたてています。
そして相変わらず、ひょうひょうと、しかし辛辣に楽しげです。
最初の主演ということもあり、水川あさみの奮闘ぶりが、ヒロインにマッチしています。

冒頭でいきなりガネーシャにダメ出しされるヒロインは、ガネーシャの導きを守るべく頑張るのです。
まさに「女の幸せ」とは何だろうか、と考えさせられながらも笑ってしまうのが、連続テレビ版です。

物語は、いわば成功に至るまでの物語であって、主人公はそれに向かってガネーシャに支えられながら奮闘します。
ヒロインに変わっても、物語はやはり課題を与えられて、ときにコミカルに奮闘していくのです。
モテないヒロインがガネーシャのダメ出しにも負けずに、その課題をクリアしていく姿が基本になっているのです。

ですから見ているうちに、ヒロインを応援してしまうのが、面白さでもあります。
また来週が楽しみになるドラマはなかなかありませんが、時間帯が遅いにもかかず、ヒロインを応援するために見たくなるのです。
posted by 夢見るゾウさん at 13:49| 1 ドラマの見どころ

本の売り上げ

夢をかなえるゾウは、170万部の売り上げを記録した、いわば成功メソッドエンターテイメントともいえる本です。
神様が出てきたり、思いもよらないことが起きたりするので、ファンタジー小説のように思われがちですが、実は自己啓発の本なのです。
夢をかなえるゾウは2008年度上半期でもっとも売れた本で、日経MJがヒット商品番付にも掲載しています。

またドラマ化されたことで、さらに売り上げを伸ばし続けているようなのです。
その理由は自己啓発本でありながら、押し付けがましいところがなく、やたらと前向きに、という説教臭さがないところがうけたのでしょう。
加えてファンタジックな設定や、ユニークな登場人物で、ユーモアにも満ちているので、読みやすくヒットになったのです。

ユーモアがあるファンタジー小説を読むような気分で不思議と心に自分を前向きに変えていくメソッドが記されています
ですから夢をかなえるゾウというタイトルでエンターテイメント小説と考えて買った方が結構、多いのではないでしょうか。
登場する人物もどこかにいそうであったり、自分自身と似ていたりして、世界に入り込みやすいのです。

物語に沿って、自分のことを振り返ってみるということもできるからヒットしたのではないでしょうか。
自己啓発本である物語の中で、自分を変えていくメソッドはかなり実行しやすいですが、地味でもあります。
成功に導いてくれる神様であるガネーシャもかなり魅力があり、そこもポイントになっているのでしょう。

魅力ある登場人物と愉快なストーリーを、自己啓発のため以外で読んでいた方も多いかもしれません。
読んでいるうちに「自分でも主人公のように実行してみようかな」という読後感を味わえるのです。

この本は著者印税をガネーシャの教えに基づいて、一部は慈善団体に寄付されているそうです。
このガネーシャこそが夢をかなえるゾウの自体ともいえるのですが、本の中ではヘビースモーカーですぐにすねるといった可愛い神様とされています。
ですから普通の自己啓発本のように、一度読んだら、もういい、という感じではなく、また読み返したくなる魅力があります
つまり、自己啓発本でありながら、物語としても非常に優れているともいえます。
成功を夢見るだけではなく、成功するためには努力も必要ということをマイルドに教えてくれるのです。
posted by 夢見るゾウさん at 13:46| 2 原作の魅力

水野敬也とは?

夢をかなえるゾウはまさしく自己啓発本の中では、異例のヒットを飛ばし、またドラマや舞台にもなりました。
そのヒット作を書いたのは、「ウケる技術」というヒット作を持っている水野敬也です。

水野敬也は作家というよりも、エッセイストやDVDの企画・脚本で有名でした。
ところがこの物語を書いたことで、作家としての地位を固めたといってもいいかもしれません。
これを書くまでは、自己啓発的な著作やエッセイが主でしたから、作家というには決定的な作品がなかったともいえます。
ところがビジネスマン向きの自己啓発本として書いた作品が、小説として認められてきたのですから、原作者としても出世作なのです。

ビジネスマンだけでなく、幅広い層に受け入れられ、水野敬也のストーリーテラーとしての実力を認めさせた作品です。
もしかするとヒットしたことを一番驚いているのは、原作者の水野敬也自身かもしれませんね。
今まで書き続けて、ビジネスマンが成功するためのメソッドを書いている本がエンターテイメントと認められたのには喜びもひとしおではないでしょうか。

水野敬也自身、「自分は作家だ」と言い切りたくても、代表作がなかったところに、作家として認められたわけです。
まさしく水野敬也自身が夢をかなえるゾウでガネーシャが与えたことを実践していたのでは、ということも考えてしまいます。
なかなか文壇では影が薄かった水野敬也ですが、立派に作家として活動していけることでしょう。

作家としての地位が固まったのですから、これもまた成功なのではないでしょうか。
つまり原作者である水野敬也自身もガネーシャがついていたのではないかと思わせるのです。

夢をかなえるゾウは、まさに作家である水野敬也にとっては、出世作ともいえることでしょう。
ビジネスマン向けの自己啓発の本を書いたつもりが、エンターテイメントとして認められ、水野敬也のターニングポイントかもしれません。
この本を書いたことによって、水野敬也の作風も変化があらわれて、本格的にエンターテイメント小説を書き始めるのではないでしょうか。
いわば一人の迷える作家を、本格的な作家へと押し上げた作品といってもいいでしょう。
これからの水野敬也の作品がさらにエンターテイメントなもので、読者を増やしていける可能性を作ったのです。
posted by 夢見るゾウさん at 13:43| 2 原作の魅力

インドの神様ガネーシャ

夢をかなえるゾウに登場するガネーシャはそもそもがインドの神様の一人でゾウの顔に人間の体がついて腕が4本あります。
インドで信仰されているガネーシャは学問と商業の神様で、夢をかなえるゾウにもその影響が表れています。

ガネーシャは関西弁を話し、主人公の家に居座ってゲームばかりしているおかしな人物として描かれています。
しかしながら、だらだらと主人公の部屋にいるだけでなく、主人公を成功に導く課題を常に与えているのです。
そのわけは、ガネーシャが主人公に、ほとんど強引に「成功契約書」を交わさせてしまうからです。
インドの神であるガネーシャは徳の高い神様ですが、主人公の部屋に居座りゲームばかりしている神様として存在しているのです。

ガネーシャは、外見はほぼインドの神様であるガネーシャと変わりませんが、性格や行動はかなり違います。
神様なのに、ヘビースモーカーで甘いものが大好きで、すぐすねてしまうという人間臭い神様とされています。
ところが奇妙な愛嬌があり、もっとも愛すべき登場人物になっているのです。

物語が進んでいくうちに、本当に神様であることが次第に分かってくるようですが、それまでは課題を与えるだけの変な人物というか神様です。
ヘビースモーカーで甘いものに目がなく、関西弁をしゃべる不思議な神様が成功へと導いてくれるのが面白さかもしれません。

関西弁を話し、辛辣なこともいうガネーシャは実際にいたら面白いと思わせる神様です。
ガネーシャに魅力がなければ、気弱なダメ男でもすぐに追い出してしまうでしょうが、なんとなくいいなりになってしまう面白さもあります。

ガネーシャは非常に人間味があり、しかしながら深いところを突いてくる神様です。
もともとインドでもガネーシャは商業の神様ですから、物語が成功するためのメソッドの物語ですから合っているのです。
主人公は物語の中で、さんざんガネーシャに振り回されてしまいますが、それでも課題を黙々とこなしていきます。
それは「成功契約書」を交わしてしまったからだけではなく、ガネーシャの魅力のせいかもしれません。
愛嬌があって人間味がある神様のガネーシャがいるからこそ、ストーリーが面白くなっているともいえるのです。
posted by 夢見るゾウさん at 13:40| 3 個性的なキャラ

ゾウの好物があんみつ?

夢をかなえるゾウの作中の中で、キーパーソンになっているガネーシャはヘビースモーカーで甘いもの好きとされています。
ストーリーの中で主人公とガネーシャが会話する際にあんみつぴかぴか(新しい)が出てきます。
実際に読んだ方のほとんどが、読み終わったり、ドラマを観終わったりした後にあんみつが食べたくなったそうです。

甘党の神様であるガネーシャは、主人公と知り合ってから、あんみつに目覚めてしまったようです。
ですから、あんみつが特別なもののように出てくるらしいのです。
確かに主人公に何か言いながらあんみつを食べているガネーシャはちょっとほほえましいものがありますが、それがドラマの魅力になっています。

登場する食べ物としては、あんみつのほかにベーコンが添えられた目玉焼きがあります。
ガネーシャは目玉焼きにベーコンがついていないと不満になってしまうそうなのです。
あんみつが好物だったり、目玉焼きにベーコンがついていないと不満になるガネーシャはなかなか食べ物にこだわっているようです。
もしかすると原作者の水野敬也があんみつと目玉焼きにベーコンをそえたものが好きなのでは?と思ってしまいますね。

ストーリーのなかで、特にあんみつはガネーシャにとっては特別な食べ物のようです。
あんみつというありふれた甘いものが甘党の神様であるガネーシャにはたまらないらしいのが描かれていてほほえましいです。

とにかくどこか子供っぽくて憎めないガネーシャはあんみつが好きだという設定だけでも、おかしみを感じさせます。
しかしながら、このあんみつという特別ではない甘いものがガネーシャと主人公をつなげているのです。

寓話にも似た物語ですが、本来は自己啓発本なのに、キーパーソンであるガネーシャがあんみつ好きということで読者はおかしみを感じるでしょう。
ガネーシャはまさしく主人公を導く尊い存在でありながら、ちゃめっけに満ちています。
ユーモラスな尊い存在であるガネーシャがあんみつを食べていると、読者もいっそう食べたくなってきまするんるん
あんみつは神様に捧げられたものになっているようですが、それで満足してしまう神様ガネーシャの可愛らしさもあります。
あんみつという甘い食べ物が、ここまでおいしそうに描かれている作品は夢をかなえるゾウだけかもしれません。

posted by 夢見るゾウさん at 13:37| 3 個性的なキャラ

2009年01月07日

ゾウが与える課題

夢をかなえるゾウは、ある「成功をするための物語」で、そのために成功に導く神様であるガネーシャがさまざまな課題を主人公に出していきます。
どんな厳しい課題なのか、と思っていると、主人公に与えられる課題は、首をかしげるほど簡単なものばかりです。

しかしながら見ているほうにとっては簡単で、実際に実行するのも簡単な課題は毎日続けるのが意外と大変であることがわかってきます。
ガネーシャが出していく課題というのは、実は有名な成功者たちが実行していたことなのです。
こんなことから、たくさんの資料を集めて書かれている作品であることに気が付きます。
しかしその課題が自分で「やって当たり前のこと」とならなくては、課題をクリアしたことにならないのが厳しいところです。

主人公を成功者へと導くために登場するガネーシャはあまり神様らしくありません。
夢をかなえるゾウといえるのが、ガネーシャかもしれませんが、ヘビースモーカーだし、禁煙には失敗するし、あんみつに目がなかったりと神様らしくありません。
おまけに主人公に与える課題は非常に簡単なものばかりなので、主人公も疑心暗鬼のまま課題に取り組んでいるようなのです。

主人公が実際に課題に取り組んでいくのですが、それがなかなか身についていかないということでなかなかクリアできないようです。
出される課題は、簡単そうでいて、実のところは自然と行動を起こすのが難しいものばかりなのです。
成功するためにはもっと難しい課題なのかと思えば、簡単そうで拍子ぬけしてしまうのです。

しかしながらその課題を課題と思わずに、当たり前のこととして実行することの難しさを主人公は実感していくのです。
当たり前のことを課題にされても、実際、実行していないことを教えてくれているです。

夢をかなえるゾウで出されている課題は、「ええ?そんなことでいいの?」といいたくなることばかりです。
しかし実際の生活で課題を毎日行っているかを考えるとできていないかもしれません。
その課題を課題と思わずに当たり前に生活の中で出来たのであれば、課題はようやくクリアです。
その課題の内容は、実行しやすいものから、少し勇気のいることまでそろっていて、主人公は努力していくのです。
頑張ってガネーシャから与えられた課題をクリアしていく主人公の姿を確認し、自分にもできるかを考えてしまうのです。
posted by 夢見るゾウさん at 17:00| 1 ドラマの見どころ